独特の視点とカメラワークで国内外を問わず高い人気と評価を得ているゲイシネマの第一人者・大木裕之監督による異色エロスドラマ。浜辺で心中しようとする2人の青年の心の揺れに触れ、愛、夢、生命、死をノスタルジックに描き出す。フィクションとドキュメンタリー映像を重ね合わせて、大木監督の心象風景を展開するイメージ・フィルム。監督・脚本・撮影は「たまあそび」の大木裕之。
「浜辺で心中しようとしているゲイ・カップル」というフィクション映像に、監督・大木裕之のドキュメンタリー映像が二重、三重写しとなっていく。ドキュメンタリー映像は、監督と世界の関わりについて探り、友人のインタビューなどが展開する。やがて監督は「心は自分の中にあるものではなく、何かと向き合った時に生ずる気持ち」であることに気づく。