発表されるやいなや、世界中のあらゆる映画祭から招待が殺到と同時に上映にボイコット運動が巻き起こるなど、激しいスキャンダルを巻き起こした作品。
カラーとモノクロ、デジタルと8mmフィルムが交錯する荒々しいヴィジュアルとノイジーなギターが弾けるオープニングから、モラルを蹴散らす黒いユーモアと過剰なエロスに満ちたストーリーが次々に展開してゆく。
60〜70年代の前衛的なポルノ映画に絶大な影響を受けたブルースがヨーロッパを席巻するネオ・ナチの象徴スキンヘッズとゲイ・ポルノという相反する題材をミックスさせて描き出す世界は、まさにゲイ版『時計仕掛けのオレンジ』とでもいうべき暴力と恍惚感に満ちている。
著名な写真家テリー・リチャードンソン、ロシアの詩人ヤロスラフ・マグーチンらの特別出演も話題となり、マーク・アーモンドやダンコ・ジョーンズによるサウンドトラックも注目!
[物語] 舞台はロンドン。スキンヘッズたちは公園でゲイから金を撒きあげ、暴行を繰り返していた。
中流階級で白人のカールは公園のトイレで彼らの一人とハッテンしてしまう。
彼と同棲している黒人のリロイも家で配管工と情事を楽しんでいた。
スキンヘッズたちはカールの家に強盗に入ることを思いつき、平和な夕食を楽しむ二人の部屋に彼らは押し入った。
そこで彼らの暴力が爆発する・・・